布団のダニ対策の基本

敷き布団・掛け布団に共通している事として、晴れた日のお昼前後の時間帯に日当たりのいい場所で、表裏両面を時間をかけて干すことで、布団の日光消毒はもちろんの事ながら、住みつくダニ退治の効果も期待できます。

しかし、ダニはしつこいもので、テレビなどでも度々報じられている通り、単純に干すだけや、布団叩きを使うだけでは効果がなく、むしろ逆効果の場合もあります。

 

日の悪い日の布団干しは、湿度の高さゆえ逆効果であることはもちろん、晴れていたからと言って、ただ干すだけでは布団のお手入れとしては不十分な場合もあります。

 

これは、夏冬に限らず、晴れの日でも、雨上がりの湿度が高い日などではダニが増殖する危険性があるからです。

 

特に夏場の高温多湿環境では、ダニは最も増えやすい環境となります。

また、布団叩きの使用についても、むやみに叩くことは布団の傷みにも繋がりかねず、返って逆効果になってしまうことがあります。

 

また叩くことはダニに対しても有効な手段とは言えません。

 

最適な手段としては、どの季節においても晴れた湿度の低い日に、時間をかけて両面を干す事。

 

あるいは、丸洗いできる布団であれば、コインランドリーなどを使うことが有効となります。

 

最近では家庭用洗濯機の中にも「ダニ対策」用のメニューがある場合もあり、いずれにしろ高温の後、低湿度環境で乾かすことが有効な手入れ方法と言えます。